JILのご尽力によりJICAから助成が叶い、そのオープニングを当初3月に予定していましたが、IS(イスラム国)の人質事件発生の為延期し、大幅に縮小して5月12日から18日迄、様々なプログラムを行ってきました。メンバーはJIL(全国自立生活センター協議会)の盛上真美さんとハビブ、斎藤の3人でした。

DSC_0200

オープニングセレモニー
マイルストンから車椅子の提供式も行われ、今までに提供を受けた人や、パンジャブ州の福祉関連の責任者や、遠路イスラマバードからJICAの人や、「さくら」とMOUを結んでいる国立工科大学NUSTのロボット工学の教授等も来られました。「さくら」から提供した電動車椅子がロボット車椅子に造り変えられたニュースがパキスタンだけでなくBBCでも放映され、その映像を見せてくれました。

国立工科大学NUSTロボット工学ヤサル教授
国立工科大学NUST
ロボット工学ヤサル教授
マイルストンから提供を受けた方々
マイルストンから提供を受けた方々
2015.5 パキスタン・JICAオープニングセレモニー開催・訪問

今まで提供してきたユーザーの状況を調査しに、5人の自宅訪問を行いました。 貧しい家、裕福な家等を廻りましたが、自立が進んだことにより、家族が働きに出られるようになり、経済も好転した話しもあり、どこも人生が変わったと歓んでおられました。

2015.5 パキスタン・JICAオープニングセレモニー開催・訪問
2015.5 パキスタン・JICAオープニングセレモニー開催・訪問
2015.5 パキスタン・JICAオープニングセレモニー開催・訪問

新トレーニングセンター地の提供者と建設
さくら・の提供先のマイルストンの活動もとても大きくなり、車椅子の保管や整備の場所の問題を抱えておりましたが、ハビブのお父様が土地を提供し、建物を建ててくれました。倉庫と整備場としてのスペースが出来、以前送付した工作機械もここに入り、今後はここで整備やトレーニングを行えるようになります。
(下の写真はハビブのお父様から提供されたトレーニングセンター)

2015.5 パキスタン・JICAオープニングセレモニー開催・訪問
2015.5 パキスタン・JICAオープニングセレモニー開催・訪問
2015.5 パキスタン・JICAオープニングセレモニー開催・訪問

ネパール被災地へ車椅子の提供
パキスタンにおいて急遽製作した車椅子50台をネパールに送付し、ハビブが訪問しました。ネパールで製作を始めようとしている車椅子の技術の交流を行って来ました。

ネパール送付車椅子
ネパール送付車椅子