外務省・日本NGO連携無償資金協力 完了報告

当会では、日本NGO連携無償資金協力を受けて
「パキスタンにおける中古電動車いす提供を通じた重度障害者の自立支援事業」を実施しました。
事業が完了いたしました。
皆様には電動車いすの提供をいただくなど本事業実施にあたりご協力いただき感謝申し上げます。
事業完了の報告をさせていただきます。
【事業実施期間】
2016年1月~2017年6月30日
【事業内容】
・電動車いすの収集
・電動車いすの輸送
・電動車いすの整備・調整
・電動車いすの配布
・配布後のモニタリング、修理
を実施しました。
(2)事業で達成された成果
当会では、電動車いすを提供した重度障害者95名にモニタリング調査を実施しました。
その調査によると
-外出回数:増加した:92名、変わらない:3名、
-生活の変化:大きく変わった:73名、少し変わった:13名、変わらない:9名
-特記事項:学校に通い始めた(含、おんぶや抱きかかえなど家族のサポートで移動していたのが、学校に自由に行けるようになった)28名、仕事を始めた(含、仕事のための移動が楽になった)20名、自由に自分の意思で動けるようになった25名、その他21名。上記調査の結果、配布後も電動車いすが非常に有効に活用されており、多くの人の外出・社会参加に貢献していることが確認されました。
当会は、今後も補装具給付制度等の各種制度化に向けて、パキスタン政府やラホール市への協議・交渉に対し助言・アドバイスを行い、政策立案の面でも協力を続けることで、今後もさらなる障害者の社会参加を目指し活動を継続していきます。
引き続き皆様からのご支援、ご協力どうぞよろしくお願いいたします。
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