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13 2月 2017

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ネパール車椅子製作活動報告

昨年起きたネパール地震で車いすのニーズが増え、現地の障害者団体から
手動車椅子製作のための専門家派遣の依頼があり、
当会からハビブがネパールを訪問してきました。
現地、CILカトマンズからレポートが届きましたのでご紹介いたします。

****

ネパールからこんにちは!
最初にネパールでの車椅子製作研修を成功裏に導いてくださった
さくら車いすプロジェクトの皆様に感謝をもうしあげます。
CILカトマンズは車いすの専門家である
坂本しょうじさんとハビブ・ウル・ラハマンさんを
派遣してくださったことに感謝を申し上げます。

ネパール車椅子製作研修は、AAR-Japanとさくら車いすプロジェクト、
カドマンズ大学、CILカトマンズの協働によって成功しました。
参加者は20人で障害当事者も含まれており、積極的に研修に参加しました。

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この研修は7月29日から8月10日までカトマンズ大学で行われました。
研修の危険集車いす専門家の坂本さんとハビブさんは、
デザイン・溶接技術など車椅子製作に関するアイディアと知識を提供してくれました。

研修の最後にCILは参加者全員に修了証をお渡ししました。
研修終了後、CILの事務局はネパールで車いす製作を続けていくことを決定しました。
このためCILは、障害当事者であるクリシュナ・チャンダーをチームリーダーに指名しました。
このチームには5人が所属しています。

今回の20人の参加者のうち、Mr. Josh Bahadur DC, Mr. Ramkaji Mijar(障害者),
Mr. Nar Bdr Dahal(障害者), Mr. Kusum Shrestha,Mr. Sumaが車椅子製作に加わります。
またCILとカトマンズ大学は会議を持ちました。
両者は、同じ場所で車いす製作を続けることに同意しました。

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事業計画
1.CILはアルミニウム製の標準型車いすの製作を続ける。
今年、CILは75台のアルミ製車いすをAAR-Japanと女性福祉省からの支援で作成する。

2.CILは車椅子修理センターカドマンズを設立することを決定した。
CILは、さくら車いすプロジェクトにセンター継続のための素材の提供を希望する。

3.CILは、ネパールに車いす製作のためのチームを立ち上げる。
Mr. Sunil Pariyarが電動車いす製作チームのリーダーをつとめる。
CILはさくらクルマイスプロジェクトに下記を要望します。

a.技術サポート-CILは電動車いすの先進的知識をお持ちの専門家の派遣を希望します。
b.いくつかの重要なパーツ:CILはさくら車いすプロジェクトにバッテリー、コントローラー等
電動車いす製造のためのサポートを要望します。
これらはネパール・インドでの入手は非常に困難です。

4.CILはさくら車いすプロジェクトに1年間で50台の電動車いすの支援を要望します。
前回のさいとう工房さん、Mr. Krishna Bhandari ら数人のネパール人チームが
ネパールに1台1台運んでくれるだろうということでした。
これらの電動車いすはCILカトマンズにより管理され、必要な障害者に配布されます。

5.CILはさくら車いすプロジェクトに将来性のある人を日本で研修生として招待していただくことを要望します。

6.CILは、さいとう工房さんに近日中にネパールに来ていただくことを要望します。

ありがとうございます。
クリシュナ・ゴウタム

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13 5月 2016

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シャフィック氏を囲んで「“さくら”交流会」のお知らせ

皆様ゴールデンウイークは、いかがお過ごしでしたでしょうか。

早速ですが、このNPO「さくら・車いすプロジェクト」の始まりは、ダスキンのアジア太平洋障害者育成事業の研修でパキスタンからシャフィック氏が来日し、日本の障がい者自立センターやILの考え方、アクティブに動ける車椅子に出会ったことからでした。
現在はイスラマバードの「SAAYA」やカラチの「DWA」も共に活動しておりますが、その始まりはシャフィックが代表をしているラホールの「マイルストン」からでした。
先月には、全国自立生活センター協議会の招きで、そのマイルストンから当事者や介助者6名が来日され、支援をしていただいているJICA東京センターにて、「さくら車いすプロジェクト」の活動成果を話してくださいました。
そのマイルストンから代表のシャフィック氏が来日されることがきまり、これを機会に是非関係する皆様へ「さくら車いすプロジェクト報告交流会」を開催したいと存じます。

今回は、そんなJICAへの報告で使用された動画や写真等を使用し、パキスタンでの活動報告を中心に最近の活動共有をしたいと考えております。
急遽ではありますが、5月28日の土曜日、スカイツリーを間近にする“さいとう工房”の「レルCommunity」にて下記の様に開催したく、ご案内申し上げます。

日程的に迫り恐縮ですが、ご都合つきましたなら是非ご参加いただきたく「参加・不参加」をファックスにて、ご返答いただければ幸いです。

記

シャフィック氏を囲んで「さくら・交流会」

開催日時:2016年5月28日(土) 14:00~17:00(13:30より受付開始)
場 所:墨田区本所4-27-3 (有)さいとう工房 「レルCommunity]
03-3621-0743(直通)
都営地下浅草線・本所吾妻橋駅 徒歩8分(エレベーター有)
JR錦糸町駅 徒歩20分(エスカレーター有)
参加費:無料
参加対象:さくら車いすプロジェクト関係者、及びこの出会いに関心がある方。
申込み方法:5月20日迄にご連絡下さい。

* また当日「さくら」への入会や年会費¥3000のお支払いも受付します。

1 5月 2016

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今年度第1回目のコンテナ輸送をおこないました!

今年度、第1回目のコンテナ輸送をおこないました!

この度、全国自立生活センター協議会の招きで
4/17~5/2の期間、日本での研修に参加しているパキスタンからの研修生と一緒に
コンテナ輸送作業をおこないました。

また作業終了後は、パキスタン協会の皆さんにディナーにご招待いただきました。
いつもご協力・ご支援ありがとうございます!

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2 2月 2016

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外務省・日本NGO連携無償資金協力が採択されました!

当会から申請していた「パキスタンにおける中古電動車いす提供を通じた重度障害者の自立支援事業」が
外務省・日本NGO連携無償資金協力の事業提案が無事採択されました!

これにより、当会からパキスタンへの中古電動車いすの輸送費等を確保することが出来ました。
事業期間は2016年1月1日~2016年12月31日までです。
2016年は、この資金を元に関東近隣に事務局が直接、集荷にお伺いしたいと思います。

アジアでは、交通アクセスが整っていないため
折り畳みが可能で車に載せられヤマハのJWシリーズなどの簡易電動も人気です。

ぜひ、ご協力ください!!

電動車いす集荷依頼状

15 12月 2015

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ジャパンポンポン(JPP)さんからご寄付をいただきました!

2015年11月27日に東京都北区にある「北とぴあ さくらホール」で行われた
ジャパンポンポン(JPP)さん20周年記念チャリティーショーの収益35万円を
当会にご寄付いただきました!

ありがとうございます。
いただいたご寄付は、大切に活用させていただきます。

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当日の写真は、ジャパンポンポンさんのホームページからお借りしました。

5 11月 2015

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書籍のご紹介(まぁ、空気でも吸って)

当会の監事をお願いしている海老原宏美さんがお母様のけえ子さんと共著で「まぁ空気でも吸って」という著書を出版されました。

人工呼吸器を車いすにのせて、日本だけでなく世界に活動の場を広げています。
当会がNPO法人を取得する以前、2004年には車椅子製作支援、重度障害者の自立支援の一環で
当会スタッフもパキスタンにご一緒させていただきました。

呼吸器をかついで軽やかに生きる海老原さんの著書、ぜひお手にとっていただければと思います!

海老原宏美・海老原けえ子 著
定価1,600円+税
 http://ur0.xyz/oFSI

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27 10月 2015

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SAAYA報告書:電動車いすの貢献について

●はじめに
障害者の協会であるSAAYAは非営利に障害者を支援するクロスディスアビリティーな組織であります。自己決定や地域包括などの新たな機会を通じて、彼らが自信の潜在能力に気が付くことを可能にします。当協会では障害者の尊厳を伴った社会的地位の向上に向けて働きかけています。SAAYAは情報コミュニケーションや自立生活、インクルーシブ教育にバリアフリー、そして権利がベースとなる社会を目指して働きかけています。

 

●ワークショップ:手動・電動車いす修理、三輪スクーター
パキスタンを含む発展途上国の障害者の80%以上が、地方に孤立して生活しています。世界保健機構(WHO), 世界銀行(WB), 国連(UN)はまた、発展途上国の障害者の割合は15%程度であると示唆しています。1998年の国勢調査によると、障害者の人口は3,286,630人でこれはパキスタンの総人口に対して、その割合は2.49%となっています。またベースライン調査以降には以下のことが明らかになりました。それは、イスラマバードとラワルピンディの障害者は、資源や教育そして適切な健康機関へのアクセスの術をもっておらず、移動を補助する手段も、社会参加の機会も無く、その上収入を得る活動にも参加できずにいるということでした。
SAAYAは自立生活センターと、手動・電動車いすの修理、そして三輪スクーターのワークショップをスタートしました。当協会は中古電動車いすを日本のさくら車いすプロジェクトから受け取っています。(このプロジェクトはMilestoneの援助と共にあります)。パキスタンにおいて車いすは、医療サイドの製造者や供給者によって製作されており、修理の機関はありませんでした。(本ワークショップと自立生活センターは障害当事者によって運営されています)。そしてこの電動車いすはSAAYAモビリティワークショップによって修理され、生活の苦しい人或いはこれを受け取るに値する障害者に分配されます。

 

~電動車いすを受け取った後の詳細~

★Mr. Fayyaz Yousuf

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Fayyaz Yousufさんは42歳の男性です。彼は化学の専門家であり、薬剤の品質チェックマネジャーとして素敵な人生を歩んできました。不運なことに、2008年の交通事故によって彼は下肢を失い、頸椎損傷を負うこととなりました。事故後、彼は非常に惨めな生活を送っていました。そこには彼をもう一度人生に連れ戻すように刺激する人もありませんでしたし、車いすを使って生活することに彼を導くような人もありませんでした。SAAYAのAsim氏は2014年の7月20日にFayyazさんに出会いました。それはとても励みとなる出会いとなり、最初のミーティングから約3時間で、Fayyazさんは別人のようになりました。最終的に彼は、さくら車いすプロジェクトから電動車いすを提供されました。この電動車いすにより、彼の行動範囲は大きく広がりました。今やFayyazさんは車いすを利用してとてもよい暮らしを送っており、ご家族もさくら車いすプロジェクトに大変感謝をしています。SAAYAは人ひとりの人生を変えたのです。

 

★Mr. Sayyad Khan

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Sayyadさんはとても献身的な障害者運動家でありました。ポリオを発症してからの5年間に彼は運動に深く関わり、自身の障害者団体である、“Sayyad Welfare Association”をMardan地方に設立しました。このような地方にあっては、移動というのは彼にとってとても難しい問題となり、そのため彼の活動は地元の範囲内に限られました。その後、彼の運動におけるたゆまぬ努力が認められ、SAAYAのオフィスに招かれることとなり、さくら車いすプロジェクトから電動車いすを送られました。この車いすを手にしてからというもの、彼の移動は確実なものとなり、活動は飛躍的に向上しました。

 

★Mr. Usman Bin Nayyar

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Usmanさんは、ここ2年間で我々の貴重なメンバーとなりました。彼は数学と統計の双方において教育を受けています。彼がSAAYAに入った当時、生活をそこまで楽しめておらず、生活の大半を彼自身の足でカバーしなければならないことに、ガッカリしていました。そんな中、筋ジストロフィーの進行に伴い、最終的には車いすを使用し始めました。Usmanさんに送られたその車いすこそが、さくら車いすプロジェクトが私たちに送ってくれた最も素晴らしいツールの一つなのです。彼は自分自身で買い物に出かけるなど、車いすによってすばらしい生活を得ています。当協会の立派なロールモデルとして、彼は障害者運動に多大なる貢献をしています。

 

★Mr. Faisal Nadeem

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Faisalさんは45歳、専門技能をもった教師であります。また彼はラワルピンディで大変人気のある教育施設を運営してもいます。背中の痛みを取り除く際の施術ミスで、彼の下肢は完全に感覚を失い、頸椎損傷と診断されました。それからというもの彼の42年間の生涯は全くの暗いものとなってしまいました。障害を受け入れるということは、彼にとって大変難しいことであり、彼は人生に対する希望を失っていました。このような惨めな時間を過ごしていた頃、当協会のAsimが彼に会いに行き、人生に向き合うように助力をしました。彼は大きな体格なため、移動に関してとても心配していましたが、障害者運動に対する彼の関心が認められた後、彼の体に合わせて修繕された電動車いすが送られました。過去二年間を通して、今やFaisalさんはSAAYAのとても熱心な活動家の一人でありますし、障害をもった仲間たちへの自立援助をも行っています。我々はSAAYAの希望として彼を誇りに思います。

 

★Mr. Muhammad Karamatullah Khan

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Karamatullahさんはバルチスタンに拠点を置くHelpful Organization for Special talent HOSTという障害者団体のリハビリ部門の役員でした。そして数年前に交通事故の結果四肢麻痺になったということを医師から告げられました。障害をもってからというもの、彼は真に深い人権運動家となりましたが、移動というものは彼のもっとも大きな問題の一つでした。彼の運動の重要性を受け止め、さくら車いすプロジェクトを通じて電動車いすを提供しました。これ以降、彼の仕事は以前よりも一層豊かになりました。その障害がどれだけ重度であっても、このような機器を心待ちにしている人々がたくさんいるのです。

 

★Ms. Sumaira Tabbassum

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Sumairaさんは専門技能をもった教師であり、国立大学の修士課程で上位の成績を収めております。彼女とその兄弟とは筋ジストロフィーをもっており、そしてその症状の進行に伴って生活に困難を伴っておりました。彼女は4年以上も前からSAAYAの大変活動的なメンバーでありましたが、とりわけ通学において、また彼女の障害が日増しに重くなるにつれて、移動というものは大きな問題のひとつでありました。そこでSAAYAはさくら車いすプロジェクトの支援を受けて電動車いすを彼女に提供しました。すると彼女の問題は改善しました。この彼女の物語は、SAAYAの活動に寄与するのみならず、パキスタンの障害者運動にも貢献をし、女性障害者の一翼を担うものであるのです。

 

★Mr. Israr Ahmed

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Israrさんは人気テレビ番組のベテランカメラマンであり、大変素晴らしい仕事をされていました。不運なことに、交通事故により彼は頸椎損傷を負い、下肢に麻痺を負ってしまいました。この事故からというもの、彼の人生はとても厳しくなり、ついには職を失ってしまいました。そんな折に彼はSAAYAのことを知り、コンタクトを取り始めました。「もう一度働きたい、自由に動きたい」という彼の強い希望により、さくら車いすプロジェクトを通じて電動車いすが提供されました。これ以来、彼はカメラマンとして働き続けながら、お子さんたちと一緒に暮らしています。

 

★Mr. Muhammad Javid

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Muhammadさんはご家族と一緒にイスラマバードにお住まいであり、彼の奥さんとお子さんは、ここ数年重度の筋ジストロフィーに悩まされてきました。お手洗いや着替えなどの生活行為が、障害によって難しく、そして移動の術がないために生活の多くの時間を家の中で過ごしていました。SAAYAのAsimi氏は彼を勇気づけ、エンパワメントするために訪問し、電動車いすを提供しました。その結果、彼の自立生活や、毎日の出勤は可能となりました。

 

★Mr. Saleem Akhtar

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Saleemさんは36歳の男性で、幼少の頃から筋ジストロフィーという障害です。彼は両親のたった一人の子どもだったため、両親はもちろんいとこも彼のことを常に気遣ってくれました。しかしいかなる施設でも、彼の入所の許可が下りなかったため、イスラム教学校―ここは彼がコーランを修めたところでもあります―が、彼の入学を許可しました。そうして、悲しいことではありますが、彼の両親は亡くなってしまいました。両親の没後、彼の生活は困難を極めました。このためSaleemさんは、外出することや生活を設計することに対して、いつでも強い希望を抱いていました。彼は筋力の衰えによって手動車いすを使用することさえできなかったので、移動の問題はいつも主要な事由であり得ました。そんな中、いくらかの紹介やアセスメントを通じて、彼はSAAYAに連絡をし始めました。そして彼が身体の快適さとその必要性から、彼は電動車いすを入手しました。それからというもの彼の行動範囲は広がり、お父さんから受け継いだ耕作地へも外出できるようになりました。

 

★Mr. Muhammad Usman

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Muhammadさんは大変勉強家な青年であり、Peshawar大学において経済学修士を取得中です。彼はいつも行動的でありかつ、コンピュータやモバイル機器の扱いがとても得意です。彼は筋ジストロフィーをもっているので、時とともに筋力が衰え、今では手動車いすを操作することができません。しかし、彼の働くことと学問に対する強い気持ちは、大変立派なものでありました。ソーシャルメディアを通じて、彼はSAAYAにコンタクトをとりました。そして、必要なアセスメントを受けた後、彼は自身にあったタイプの車いすを手にするに至ったのです。

SAKURAの多大なるご尽力に感謝申し上げます。

29 9月 2015

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ネパール被災障害者支援第二弾(7/27~8/2)報告

ネパール被災障害者支援第二弾(7/27~8/2)報告

当会のハビブが7/27~8/2までネパールを再訪し、車椅子製作の支援を行って
きました。現地からレポートが届きましたのでご紹介いたします。

***

ネパールにおけるアルミニウム製車いす製作について

カトマンズ自立生活センター(以下、CILカトマンズ)は、ネパールにおいてアルミニウム製車いすの製作を開始した。(本事業は、全国自立生活センター協議会、メインストリーム協会, さくら車いすプロジェクト, AMDA, カトマンズ大学, ネパール女性・子ども社会福祉省(Ministry of Women, Children and Social Welfare Nepal)の援助を受けている)。さくら車いすプロジェクトから、Habib ur Rehman氏が車いす技術者養成の専門家としてネパールに訪問した。

◆2015年7月27日
Habib氏はネパールに到着した。現地CILのKrishna Raj Chaudhary氏と彼のチームがHabib氏を出迎え、ドゥリケルへと向かい、Habib氏はその足でサンガ頸椎損傷者リハビリテーションセンター(以下、SIRC)へ赴いた。そこで何人かのスタッフに会い、パキスタンで支給された車いすの状態をチェックし、同リハビリテーションセンターのスタッフに車いす修理について教授した。夜にはカトマンズ大学のワークショップを視察し、参加者と会った。この日彼はドゥルケルのゲストハウスに滞在した。

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◆2015年7月28日
Habib氏はネパールのCILやカドマンズ大学、SIRCからの参加者に対して、車いすに関する理論と知識を教授した。併せて、車いすのデザインに関する詳細な技術と知識をも伝授した。この日は本プロジェクトに17人の参加があった。

◆2015年7月29日
Habib氏は車いす作製のために、アルミニウムをどのように切断し、折り曲げるのかといった知識を伝授した。

◆2015年7月30日:車いすワークショップ in ネパール
本ワークショップにおける主な目的は、車いすに関する基本的な情報や、その重要性、そして政府機関や民間セクターにおける役割について情報提供することである。女性・子ども社会福祉省担当次官が、本ワークショップの主要なゲストである。本省の事務局員やCILカトマンズのGanesh KC氏、 カドマンズ大学のGokul Poudel氏、さくら車いすプロジェクトのHabib氏、そしてAMDA-JAPANの西嶋望氏は、車いすの重要性、そしてそれが政府機関、民間機関においていかに重要かということをパワーポイントによってプレゼンテーションを行った。政府機関や民間機関、そして障害者団体やその他の組織から、50人ほどの参加があった。全ての参加者はこのプレゼンテーションに対して、コメントやフィードバックを残していった。CIL事務局員のKrishna Gautam氏は本ワークショップに関する説明を施し、全てのゲストと参加者を歓迎した。そしてCIL所長のGanesh KC氏が議長を、プログラム運営は同じくCILスタッフのBhoj Raj Shestha 氏がそれぞれ務めた。

◆2015年7月30, 31日
Habib氏はカドマンズ大学にて、車いす溶接と結束の方法を伝授した。

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◆2015年8月1日
Habib氏はワークショップにおける車いすに関するトレーニングを継続。そして夜にはCILが全ての参加者とトレイナーを招待して、ラリトプールにおいて送別会を行った。そこで全てのゲストは日本食を大いに楽しんだ。

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◆2015年8月2日
CILは数人の研修生とHabib氏とのミーティングの機会を設けた。本ミーティングの目的は以下の三点である。「①車いすに関する研修の促進、②車いす生産の継続、③さくら車いすプロジェクトからの助成を得ること」。CILはHabib氏とさくら車いすプロジェクトの多大なる支援に感謝の意を示した。同様にメインストリーム協会や、車いす生産をサポートしてくれる開発パートナーに対しても謝辞を述べた。そしてCILはネパールで車いすの生産を続けることを決定した。現在、Krishna Chaudhary氏のリーダーシップの下、車いす製作のためにスタッフを結集している。Krishna Prajapati氏は溶接工(Welder)として、Krishna Acharya氏は結束工(Binder)として、そしてJosh Bdr DC, Surendra Chaudharyの両氏は助手として、それぞれの役職に任命されている。

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11 9月 2015

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2015.9.6第6回コンテナ積み込み作業を行いました!

雨の降る中、第6回コンテナ積込作業を行いました。
今回は、来日しているイスラマバードのアシムさん、カラチのジャウィッドさんも一緒です。
今回のコンテナは11月ごろにカラチ港に届きます。
その頃にまた車いす修理技術研修のために専門家が訪問予定です。
積み込み作業後は、パキスタン協会のご厚意で食事をご一緒しました。

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5 9月 2015

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さくら車いすプロジェクト交流会を行いました!

9月5日(土)13時から浅草文化観光センターで「さくら車いすプロジェクト交流会」を行いました。
さくら車いすプロジェクトから中古電動車椅子と整備技術を提供しているラホール、イスラマバード、カラチの代表と次回検討しているモンゴルの代表達と意見交換、交流を行いました。

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左からモンゴル(ハミジャーブさん、バイヤールさん)ラホール(シャフィックさん)、カラチ(ジャワードさん)、イスラマバード(アシムさん、サイマさん、ハセーンさん)インタビューと通訳はハビブ氏が担当しました。
イスラマバードのサイマさんからは、パキスタンで生まれた「車いすクリケット」の熱い報告が語られました。サイマさんは女子チームのリーダーです。

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この後、浅草仲見世を散策し、水上バスに乗って日の出桟橋まで。朝、錦糸町から親水公園を通って工房迄来てから約9時間、日の出桟橋のゴールまで、同行した仲間達です。楽しい一日でしたが、お疲れ様でした!!

 

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